2025年度4月~8月代理店の事務ミス

作成部署事務改革推進部

2025年度4月~8月の代理店の事務ミスについてお知らせします。
依然として新契約業務に関しての事務ミスが多く見られます。内容を確認し、事務ミスの削減にご活用ください。

  • 業務別件数・割合
    下表のとおり、4月~8月の代理店の全体の事務ミスは、2024年度同期比より34件増加し、
    620件です。そのうち、2024年度と同様、新契約業務に関する事務ミスが最も多く、551件で、
    約88.9%を占め、2024年度同期比では59件増加(※)しています。
    一方で保全は、2024年度同期比では34件減少しています。
    (※)詳細は後述「2」をご確認ください。

    業務 ①2024年度 ②2025年度 ①と②の件数比較
    (①-②)
    件数 割合 件数 割合
    新契約 492 84.0% 551 88.9% +59
    収納 29 4.9% 33 5.3% +4
    保全 65 11.1% 31 5.0% ▲34
    保険金 0 0.0% 1 0.16% +1
    その他 0 0.0% 4 0.64% +4
    586 620 +34
  • 新契約業務に関する事務ミス内訳
    • 業務詳細・件数・割合
      下表のとおり、4月~8月の代理店の新契約業務に関する事務ミスは、2024年度同期比より59件増加しています。
      「解約(内容)同時新契約・変換」「申込書誤作成新契約」いずれも増加しています。

      業務詳細 ①2024年度 ②2025年度 ①と②の件数比較
      (①-②)
      件数 割合 件数 割合
      解約(内変)同時新契・変換 235 47.8% 259 47.0% +24
      申込書誤作成新契約 247 50.2% 274 49.7% +27
      その他(新契約) 10 2.0% 18 3.3% +8
      492 551 +59

    • 申込書誤作成の詳細
      「申込書誤作成」全体では、生年月日、フリガナの間違いが多く、生年月日とフリガナで全体の
      75.6%を占めていることがわかります。

      また、「申込書誤作成」では、PL割合が86%と高く、PLを活用しているにもかかわらず事務
      ミスが多い傾向にあります。
    • 解約(内変)同時新契約・変換の詳細
      「解約(内変)同時新契約・変換」の原因では、「ルール・規定誤認識」が34.7% と最も多くなっています。
      「ルール・規定誤認識」のうち、処理している代理店については同一代理店が71.3%、他代理店が28.7%であり、同一代理店内での処理ミスが多くを占めています。
      「ルール・規定誤認識」の例として、「内容変更同時新契約のルールを解約予約と混同してしまった」、「成立後に解約すればよいとの判断により単独で解約してしまった」などがありました。
  • 新契約業務に関する事務ミス内訳
    新契約業務に関する事務ミスを削減することは、お客さまが生命保険申込をしてからお手元に保険証券が届くまでの新契約成立の早期化にも繋がります。以下、注意点について確認し、新契約業務をする際にご活用いただき、引き続き事務ミス削減の取り組みをお願いします。

    • 申込書作成時の注意点
      申込書の作成時、特に生年月日、フリガナの間違いには気をつけましょう。
      PL申込の手続き時、「お名前やご連絡先のご確認・ご登録ブロック」で
      お客さまに、必ず「契約者・被保険者・受取人・指定代理請求人」の登録情報が正しく入力されているか確認していただいてください。
      ここで登録したお名前の字体や生年月日、住所などが、保険証券に印字されます。
    • 保全(解約)同時新契約の注意点
      事務手続きの理解不足により、手続きが遅延したり、お客さまのご意向に沿わない形での処理になってしまうケースが散見されます。
      事務ミスはお客さまの信頼を損なうだけでなく、業務効率に影響します。
      ルールの再確認と丁寧な確認作業を徹底し、事務ミスの削減にご協力をお願いいたします。